LAKE TROLLERS MOUNT CLIMIG REPORT


2013.年11月2日(土)〜3日(日) 甲斐駒ケ岳 
Reported  by Shioya

 2013年ZS-LakeTrollers登山部の最終登山は、南アルプスの「甲斐駒ケ岳」だ。
 参加者は(下写真左から、敬称略・ハンドルネーム付)で、
ウッチー打越・プッシュ佐藤・ビースト横谷・大物師塩谷・ケンチ萩原・コフク小副・シェルパ寺崎 の総勢7名である。
 峻嶮な山容で凛として屹立する日本百名山屈指の名峰である「甲斐駒ケ岳」・標高2967mの頂きに7人の侍が挑んだ。
中間地点の駒津峰にて 「さぁ、登るぞ〜!」  後方左=甲斐駒ケ岳、右=魔利支天
 今回の登山に備え参加者それぞれ、早朝の犬散歩、スクワット+腹筋1日=100回(予定)、順番食べダイエット、錦糸町マ○ハイ、イッテQ登山部イモト視聴によるイメトレなど、筋力アップと体調の維持・拡大に努め、事前準備に万全を期しこの日を迎えた。
南アルプス登山地図 スタート地点・標高2030mの北沢峠MAP
北沢峠の山小屋(長衛荘) 北沢峠 7:00am 登山出発
 前夜のうちに芦安市営Parkingまで各自が車で行き、車中泊。
4時起床、5時10分発の乗合タクシーで広河原まで向かい、そこからさらにバスに乗換えで、「甲斐駒ケ岳」登山の出発地点となる「北沢峠」まで、概ね1時間半を早朝移動した。
 紅葉が綺麗な標高2030mの「北沢峠」でバスを降り、登山準備を整え、7時過ぎにスタート!
 長衛小屋泊組(ビースト横谷、ケンチ萩原、コフク小副)と、同キャンプ場で幕営組(プッシュ佐藤、シェルパ寺崎)は、それぞれ荷物デポ後、アタック開始した。
約1時間歩き、標高2264mの仙水峠へ 目指すはあのイタダキ
 「仙水峠」までの約1時間の行程は、沢沿い〜ガレ場の比較的楽な登山道で、天然岩魚が優雅に遊ぶ北沢の源流を、右・左に見ながらの快適なアプローチだ。
 「仙水峠」から中間地点の「駒津峰」までの登山道は、道が樹林帯の急登に変わり、1時間半で高度を一気に500m上げるキツイ行程だ。
プッシュ佐藤 大物師塩谷
ビースト横谷とケンチ ケンチ萩原
 午前9時半、「駒津峰」に到着。
もう一方の登山ルートである「双児山」経由の登山者の群れ(そちらの方が圧倒的に登山者が多かった)と合流し、約15分の小休憩をとり、名峰へのピークハントに備えた。

標高2740mの駒津峯 コフク小副
ビーストとウッチー打越 プッシュ
打越・横谷・萩原 駒津峯での小休憩
コフク&大物師 大物師&ケンチ
♪ ケンチ&ビーストは仲良し2人組 ♪
名峰にビーストが吠える               晴天に背中が微笑むビースト横谷
 この日のこの時点の天気は快晴!、登山隊全員も極めて元気!である。
雨男→大雨男(大砂嵐ではない)を自他共に認めるビースト横谷は、愛犬の名称を「晴(ハルと読む)」と命名し、己の悪天候癖を愛犬頼みで軌道修正を試みるなど万難を排し「甲斐駒」にアタックした訳だが、久しぶりに本当の快晴になり、山を見つめる野獣の背中が微笑んでいた。
ビースト愛犬 ミニチュアダックスフンドの 晴(ハル)
 休憩地点の眼前には目指す「甲斐駒ケ岳」と、隣接する「魔利支天」の花崗岩の白く美しい岩肌がそびえ立っていて、登山隊のリスタートにも俄然気合がはいる。
駒津峯にて名峰を眼前に 「登っちゃうよー!」 と気合が入る
 山頂までのコースタイムは約1時間半である。
ハイマツとダケカンバ林を抜け、こまかいアップダウンを繰り返し、森林限界を越え花崗岩が広がる直登コースと巻道コースの分岐点まで到達した。
 それぞれ体調と根性、さらに日頃の摂生を考慮し、直登隊=ウッチー打越、シェルパ寺崎、コフク小副、大物師塩谷と、巻道隊=プッシュ佐藤、ビースト横谷、ケンチ萩原の2部隊に分かれてピークハント(ハニーハントではない)した。

甲斐駒ケ岳山頂への登山道は、尾根の直登りと、右側の巻道の2ルート
直登ルートは、巨大花崗岩の急傾斜 巻道は砂礫の斜面
 直登隊のウッチー打越は、何かにトリ憑かれたようにモクモクと登り、シェルパ寺崎もそれに続いてズンズン登る。
 その後塵を浴び、コフク小副と大物師塩谷は、絶景の記念写真を撮りながらゆっくりと登った。しかし西南方向に位置する、南アルプスもうひとつの百名山「仙丈ケ岳」には、モクモクと暗雲が急激に発生し始めた、ビーストの呪いか?!と、後半はピッチをあげ先を急いだ。
直登コース 後方は登ってきた尾根
巨岩を這い上がるコフク 花崗岩でピースの大物師
直登コース ゴールインする大物師
 11時過ぎ、日本百名山・標高2967m・南アルプスの名峰「甲斐駒ケ岳」の山頂に全員が立った、クララがたった。
 「甲斐駒ケ岳」はかつて白崩山とも言われた、花崗岩の岩肌と砂礫の白さが際立つ美しい山であることが、山頂の岩・岩から実感できる。
甲斐駒ケ岳山頂 2967m 営業課長と営業部長
釣ファッションで登頂したウッチー談 「イーッ、おっ俺は、富士山にも登ったトキあるから…」
山頂 ケンチ萩原セピア写真 「葬式で使えそうです」
 山頂の北斜面には雪が残っていた、おそらく数日前のものだが3000m級の山のこの時期はいつ雪が降ってもおかしくない気象状況である。
 山頂には石造りの立派な祠が鎮座している。ガイドブックによると、修験道の威力不動尊を祭る石造りの祠で、「甲斐駒」山頂のトレードマークになっている、とのことだ。
山頂の北斜面には雪 修験道の威力不動尊を祭る山頂の祠
 山頂でランチタイムを取ると、先ほどまで「仙丈ケ岳」を覆っていた雨雲の一部であろう冷たい風と霧が、「甲斐駒」まで到達してきた。快晴なら30分位ゆっくりと昼寝したいところであったが、悪天候に備えゴアテックスウエアを着込み、早々に下山を開始した。
名峰 甲斐駒ケ岳の山頂に立った7人の侍 
 帰路は全員巻道で下り、「駒津峰」までのアップダウンの登り降りを繰り返した。しかし登りの時の元気はどこへやら…で、風邪気味でバテた○ッ○ュ、大岩越えで足を痛めた○ース○、睡眠不足と運動不足のウッ○ーなど、コ−スタイムを要しての下山となった。
帰路の駒津峰、小さな登り返しがあり一同バテ気味
 午後13時、「駒津峰」で最後の休憩をとり、「長衛小屋・幕営」泊チームの横谷、萩原、佐藤、小副、寺崎は「仙水峠」コースで下山し、「翌日芦ノ湖釣り」チームの打越と塩谷は「双児山」コースに分かれて山を後にした。
 「長衛小屋」チームの5名は、明るいうちに小屋とキャンプ場に無事到着し、「男は黙ってサッポロビール」で乾杯!、山ガールがいないほぼ貸切状態の山小屋で、今回登山の反省会とハニーハント談義に花を咲かせたようだ。
 「翌日芦ノ湖釣り」チームの2人は、15時30分の最終バスに予定どおり間に合い、バスとタクシーを乗り継いで芦安市営Pまで戻った。
北沢峠 バス乗場
 「翌日芦ノ湖釣り」チームは、甲府を経由し箱根までの約150km道程を車で向かう予定だったが、3連休の大渋滞情報により、芦安の「桃の木温泉・山和荘」の風呂に立ち寄り、休憩してから箱根に移動することにした。
 桃の木温泉は、140年の歴史がある「日本秘湯守る会」と「源泉湯宿を守る会」認定の名湯だ。アルカリ単純泉の軟らかなかけ流し湯の披露回復効能が、登山の疲れを癒してくれ最高!である。

桃の木温泉・山和荘HP

http://www.momonoki.net/

あとがき
深田久弥「日本百名山」より
「日本アルプスで一番つらい登りは、この甲斐駒ケ岳の表参道かもしれない。
何しろ600m位の山麓から、3000m近い頂上まで、ほとんど登りづくめである。
我国の山で、その足許からてっぺんまで2400mの高度差を持っているのは、富士山以外にはあるまい。木曽駒ケ岳は、木曽からも伊那側からも、それに近い高度差をもっているが、登山道は長く緩くつけられている。甲斐駒ほど一途に頂上をめがけてはいない」
と記し、
「甲斐駒ケ岳は名峰である。日本の十名山を選ぶなら、この山は落とさないだろう」
とも綴っている。
次回は伝統的な「黒戸尾根コース」で「甲斐駒」に挑みたいものである。
甲斐駒ケ岳(小副、打越、佐藤、萩原、塩谷)下山前の記念撮影
以上