LAKE TROLLERS FISHING REPORT

中禅寺湖 H28年度マス類標識放流再捕獲調査
2016年5月12日(木)〜14日(土)

reported by Shioya

天候: 晴れ(各日とも)
気温:20℃、水温:7〜9

釣果:
12日= 5尾(レイクトラウト×尾、ホンマス×尾)

13日= 9尾(レイクトラウト×9尾)
14日=12尾(レイクトラウト×7尾、ブラウントラウト×5尾)

 H28年度中禅寺湖マス類標識放流再捕獲調査が、栃木県水産試験場・中禅寺湖漁協他主催による初めての試みとして、5/12〜14の3日間、中禅寺湖をエリアごとに区画分けし開催された。
 目的は「福島原発事故以降、中禅寺湖のマス類から基準値を超える放射性セシウムが検出され、C&R(キャッチ&リリース)条件での遊魚が続くなか、近年、魚類相が変化したとの指摘もあり、中禅寺湖のマス類資源を適切に維持管理して方策を検討するため、遊魚者の協力を得て標識放流再捕獲調査=釣った魚に標識をつけ放流(標識放流)し、標識魚を再捕獲すること(再捕)により、再捕獲情報から生態や資源日数を調べる目的」である。
 結果は、3日間で総合計612尾の魚(ブラウントラウト:256、レイクトラウト:212、ホンマス:140、虹鱒:4尾)の標識放流(漁協発表尾数・当初目標は500尾)ができ計画を達成したようであり、うち小艇は計26尾で全体の約4%c釣果に協力した形となった。
中禅寺漁協HP参照→

 西側禁漁区(調査3日目) 塩谷サポーター艇  by Kigan勝又撮影 
 

 5/12(第1日目)・・・湖東側調査(4時〜14時)
 歌が浜に設置された漁協の特設テントで初日の受付を済ませ、ゼッケン他サポーター必要書類の配布と注意事項の説明を受けた後、西風が強く吹きつけるなか、レークオカジン桟橋から4時に出船した。

 湖尻からの朝陽 
   

 まずはホンマスを狙って本ツガ〜八丁出島付近を20〜40ydで様子をみると、波は高いものの真木SL55FBLワカサギで約30cmのホンマスを順調に2尾ゲットした。

  八丁出島東側
 
 八丁出島付け根   真木SL55FBL
   

 天気は快晴、しかし朝陽が出た以降、西風と波がさらに強まったため、八丁出島東側の風裏に船を浮かべ船上で朝食タイムとしゃれこみ、この日の作戦を練りながら、風が収まるまでしばし待機した。
 6時半頃になると操船に苦戦するような波風が治まってきたため、上野島→大日岬にむけトローリングを再開した。しかし大日岬でUターンし八丁出島まで戻る間、ヒット=ゼロというシブイ状態だった。
 調査初日は、陸っぱりアングラーが国道沿いのみ釣り可能(山側は不可)なため、普段は接近できない山側の岸よりギリギリのポイントを思う存分せめられる、という滅多にないチャンスなのに、低活性でヒットがなく残念である。

 八丁出島ぎりぎりをトロール(左)、出島の沖には日光白根山(右) 
   

 沖のホンマス狙いが不発なため、狙いをレイクトラウトに変更し、山側から国道側にポイントを移動した。
 大崎から流し始めると、約50cmのレイクトラウトが真木SL65ワカサギミノーで幸先良く釣れた。

 快晴 男体山
 
金波のタグ付け場所
 その後、アタリはあるが途中でバレたり、ヒット後ランディングまで持ち込めないパターンが数回あった。これも低活性によるものと思われたが、なんとか重量のある60オーバーのレイクトラウトを同ミノーで釣ることができたので、金波に設営された漁協のタグ付け場所に、この日の第一回目の報告に行った。
 真木ミノーと、この日最初のレイクトラウト  
   
 タグ付け場所では、漁協の担当者、取材の人、見物人が数名いるなか、注目を浴びながら岸に船を着け、タグ付け作業を行った。
 初めてまじかで見たタグ付けは、水槽に入れた睡眠薬入り水に2〜3分間、魚を浸した後、無動化状態になった時点で1尾づつ丁寧にテキパキとタグうち作業が行われた。
中禅寺漁協によるタグ付け作業
イケス内 赤いタグが付けられたレイクトラウト、大きい魚は63cm
 魚類用 麻酔剤FA100  調査魚の計測とタグ打作業ち
   
 調査初日のコンディションは、約1週間前から吹き荒れた強風・高波による湖水の濁りの影響?、もしくは近日の冷え込みのせい?か、魚の活性が極めて悪く、漁協およびボート屋情報によると、昼時点でボーズ=0尾のサポーターも約半分くらいいる、という厳しい状況とのことであった。
 小艇が、金波のタグ付け場所で注目を浴び、複数の取材を受けたのも、他船の釣果が芳しくなかったため、と想定された。
 その後もアタリはあるもののノラズor途中でバラシ・・・パターンが8回もあり(極めて珍しいパターン。激シブの浅喰いのためか?)、レイクトラウト52cmを追加ランディングし、結果、ホンマス=2尾、レイクトラウト=計3尾という初日の釣果で、あっという間に14時の終了時刻となり納竿した。
 レイクトラウト 63cm  初日のレイク用に使った真木ルアー群
   
 タックルボックス一部
 
 
5/13(第2日目)・・・湖東側調査(4時〜14時)
 調査2日目は、初日と変わって早朝から穏かな風のない天気に恵まれた。
この日からTeamレバーンのKigan勝又氏がサポーターとして参加し、出船前の歌が浜Pで久しぶりの再会挨拶を交わし、しばし情報交換後、それぞれ4時に出船した。
 2日目から参加したKigan勝又サポーター 画像は3日目の西側通常禁漁区
 
 塩谷艇は前日同様に本ツガからトローリングを始めると、夜光貝スプーンでいきなりレイクトラウト約60cmが釣れ、Kigan艇も金波でいきなりホンマス約50cmとレイク約60cがm釣れた等、2日目の中禅寺湖は、湖コンディションが大幅に改善したようだ。
  開始早々にスプーンでレイクトラウト約60cmがヒット 
   
 調査2日目は、魚の活性回復、天気快晴、波風穏か、という好条件に恵まれため、岸釣りアングラーが山側のみ釣り可能(国道側は釣り不可)ではあったが、まずは山側を前日と同じようにホンマス狙いで八丁出島→大日岬→松ヶ崎の山側コースからトローリングを開始した。
 朝イチのレイクの後、ホンマスのヒットはなかったが、あまりの天気の良さと綺麗な景色、清々しい空気を満喫するため、松ヶ崎からトローリングしたまま湖を横断し、国道沿い13番岬に船を向けた

 
  大日岬(上)、松ヶ崎(下)
 
 13番では、猪苗代湖の中田浜ボートでお世話になっているマサニイが、3名乗りボートでジギングをやっていた。その時点ではノーヒットとのことだったが、今シーズン初の対面なので、船上軽く挨拶を交わしそれぞれの豊漁を祈念した。
 松ヶ崎沖から湖横断  13番岬で会ったマサニイ艇
   
 岸釣り師のいない国道沿いは攻め放題で、まずはダルマ石付近から、普段はまず接近できない水深8m付近まで船を岸に寄らせると、即効でレイクトラウトが釣れた(ルアーは真木ミノー7cm)。その後、12番からポンプ小屋付近にかけレイクトラウトの50オーバーを連続で釣り上げることができ、まずまずの調子である。
 レイクトラウト50overと、当日大活躍した真木ミノーSL70ワカサギと55ワカサギ夜光貝
   
 金波のタグ付け場所で第2日目の最初のタグ作業を行った後、釣れたポイントに戻って魚をリリースし、前夜宿泊した「湖上苑」で朝食&朝温泉で休憩した。
   
   
 リリース  タグ
   
 前日の経験から、タイムリミットの14時が直ぐ来てしまうので、朝食休憩後は、9時頃から国道から大尻のレイクトラウトを中心に、効率よくノンストップで釣りをした。
 穏かなコンディション 
 
 フランス沖から国道、大尻を流す 
   
 14時までにレイクトラウトを6尾、順調に追加し、金波でタグ付け&ポイントに戻ってリリースし、合計レイクトラウト=9尾の釣果で、第2日目の調査を終了した。
 約60cmのレイクトラウト  青いベストはサポーター証
 
 金波でのタグ付け作業
 
 レークオカジンに戻り、Kigan勝又氏他レークオカジンの猛者達と情勢交換し、遅めの昼食をとった。
 2日目は前日より湖コンディションが改善されてはいたが、ホンマス狙いは引き続き苦戦した様で、各船とも中禅寺湖のこの時期としては釣果が伸び悩んだ様だった。翌日の西側禁漁区への豊富と作戦など意見交換し翌日に備えた。

 報告用紙(画像は初日分)  レークオカジン
   
 

5/14(第3日目)・・・湖西側調査(4時〜14時)
 3日目は、待望の西側通常禁漁区の調査である。各サポーターの狙いは、西側禁漁区で釣りできることが主目的?か、3日目のサポーター数は圧倒的に前日より多い。
 オカジン桟橋沖で準備を整え、薄暗闇のなかに船を浮かべ、スタート時間を待つ静寂の時は、禁漁区への大いなる期待とイメージどおりの釣りができるかどうか?の不安がいつもの様に織り交ざっていた。
 
各船がソワソワと動き出し、魚探GPSで4時を確認した時点で、全船がアクセル全開で禁漁区を目指した。ボートレースさながらの光景は、静寂を破る豪快なエンジン音と波音が湖中に響き渡り、毎度のことながら興奮の瞬間である。
 禁漁区へアクセル全開  トローリング開始
   
 「三角」に一番乗りで到着し、トローリングを開始!、前年の特別解禁(2015.7.25)時は、岸釣りと船釣りが日を分けて開催されたため、とても釣り易い環境だったが、今年は岸・船同日の特別解禁調査であるため、有望ポイントには岸釣りサポーターが横一線に並んでキャストしているうえ、船数も多くなかな自由に釣りづらい。
有望ポイント 三角
 
 そうはいっても通常禁漁区での釣りは魅力的で、開始1時間後くらいからブラウントラウトが2連続で釣れ、レイクトラウトもヒットした。禁漁区では魚のコンディションが良いため、いつも以上の豪快なファイトが楽しめた。
 3尾釣れた時点で、レークオカジン船がすぐ近くを通ったため、湖上3日目で最初の3尾のタグ付け作業を行い即リリースした。
   
 下: Kigan勝又艇  上ブラウントラウト釣果、下:Shioya艇(Kigan撮)
   
 その後も連続で釣れた50〜70センチのナイスなブラウントラウトとレイクトラウトは、イケスが混みあってきたので、コンディションが良いうちに即効でリリースできるよう、千手ケ浜のタグ付け場所に船を着けた。
 
 上:レイクトラウトと真木SLV120姫、下:千手ケ浜のタグ付け場所
 
 千手ケ浜のタグ付け場所は、砂浜に設置されているためスクリューの湖底接触を避けるべく、着岸後すぐにエンジンをチルトアップする必要があり、少しめんどくさかった。
 レイクトラウト70cm
 
 千手ケ浜でタグ付け後、魚をそれぞれ釣れたポイント付近でリリースし、白岩のワンドに移動し、船をとめランチタイムをとった。新緑がまぶしい禁漁区の静かなワンドでは、キャスティングで60cm近いブラウントラウトを釣り上げている人を見かける等、流石魚影が濃い。
 船上ランチ後は、時計回りに禁漁区をトローリングし、Kigan勝又がトリーリングしている三角まで戻った。
 真木SL70FBLワカサギ夜光貝  Kigan勝又 ヒット中!
   
 真木SL70FBLワカサギとレイクトラウト60UP
 
 終了の14時までにレイクとブラウントラウトを追加ゲットし、合計12尾で最終日を納竿した。
 手ケ浜のタグ付け場所では、岸際キャスティングでブラウントラウトばかり狙った人や、沖のホンマス中心の人、小生のようにディープでレイクトラウトをメインで攻めた釣り人等、それぞれの釣りスタイルでの釣果を垣間見ることができ参考になった。
 禁漁区からレークオカジンに戻り3日目の情報収集をすると、2桁釣果の釣り人は極少なく、小艇がレークオカジンの竿頭だったようだった。
 ブラウントラウト50cm(上)&レイクトラウト61cm(中)&3日目の調査表(下)
 
 
 
 3日間の調査釣行は、総じてタフなコンディションだったが、毎日そこそこサイズの魚の顔を見ることができ、漁協目標値も達成し、具体的には、全体612尾のうち、26尾≒4%釣果、特にレイクトラウトは、全体212尾のうち、19尾≒9%の調査に協力でき、約3連続釣行による両腕の筋肉痛と疲労を感じながらも気分良く車を飛ばし帰路につき、満足のいく釣行となった。
 レイクトラウト 最大70cm
 
                                     以上
 
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