LAKE TROLLERS FISHING REPORT


2012年1〜3月「鹿児島県 都井岬」 
Reported  by 今野

月日 : 2012年1月22日(日)
場所 : 都井岬沖(宮崎県串間市立宇津漁港から出船)
 
1月9日、志布志の釣り仲間から釣果報告メールがあった。
船長がクエ24kgをあげ、10万円で漁協に売れたというビックニュース。
よーし俺もクエをゲットして稼ぐぞ !と大物対応のタックルを用意し、
1月22日6時30分、都井岬付け根にある立宇津漁港から仲間を含め4名で船を貸切り出船した。
都井岬の一級ポイント黄金瀬(外海と湾内の潮流がぶつかり合う岩礁地帯)を目指すも、
この日の黄金瀬は高い白波が立ち危険であったため、
比較的穏やかな志布志湾側の沖合いエリアでの釣行となった。
まずは大物ゲットの生き餌を確保するために、ムロアジを狙いサビキをセットし、
即行で35cm程のムロアジを10数匹ゲットし生け簀に確保。
そのムロアジを鼻掛けして本番開始。
オモリは早い潮に流されない200号。竿は180号〜250号対応のダイワのソリッド製ロッド180cm。
PE12号、リーダーフロロ30号にクエ針をセット。
水深は35〜40m。

オモリで底を取って3m巻いて当りを待ってしばらくすると竿に小刻みに振るえが入る。
大物フィッシュイーターにムロアジが逃げ惑っているサインであり期待しつつ竿に注目していると、
突然の絞込みで竿がバットからひん曲がり、竿先は水面に向かって一直線。
ABU9000番のドラグをいっぱいにしめても、突進時には一瞬のうちに4〜5m引き出される。
何度も巻いては引き出されを繰り返し揚がってきたのは、
茶褐色に薄っすらと赤みをおびたカンパチ。
クエ狙いの外道とはいうももの、嬉しい初カンパチゲットでした。
その後も3回程大きな当りがあったが、胴体をかじられたり生餌だけもっていかれたりで乗らず終了。
近所のスーパーで800円できれいに捌いてもらい、釣り・仕事仲間約10名に配り大いに喜ばれました。
いつか幻の高級魚クエをゲットしたいですねー。
 
《対象魚 メモ》
カンパチ(間八、勘八) は、スズキ目アジ科に分類される海水魚の一種。
全世界の暖海域に分布する大型肉食魚で、日本では高級魚。
標準和名「カンパチ」は東京での呼び名で、
正面から見た際に目の上の斜め帯が漢字の「八」の字に見えることに由来する。
日本での地方名は数多く、
カンパ(東京)、ヒヨ(神奈川)、アカイオ(北陸)、シオ(東海-関西での若魚の呼称)、チギリキ(和歌山)、アカハナ(和歌山・高知)、アカバネ(香川)、アカバナ(関西-九州)、ニリ(宮崎)、アカバラ、ネリ、ニノコ(鹿児島)、ネイゴ(鹿児島での若魚の呼称)等がある。
また本種は、日本各地で大きさによって呼び名が変わる「出世魚」でもある。
 
その2 - 幻の魚「クエ」をゲット !
 
月日 : 2012年3月11日(日)
場所 : 都井岬沖(宮崎県串間市立宇津漁港から出船)
 
前回のカンパチゲットに味を占めまたまた都井岬沖に行った。
しばらく続いたジメジメした梅雨を思わせる天候は回復したものの、
強風高波のため岬近くを回避し、前回と同じエリアでの釣りとなった。
潮は大潮から中潮になる日で日中の高低差が約2mということで、
流れが速く200号オモリでもラインが斜めに走る状況。
いつものようにサビキでムロアジをゲットしようとするが、
この日は全くムロアジがヒットしないため、晩酌の肴をゲットすべく、
しばらく間えびの流し釣りに切り替えた。
40cmクラスのブダイ・サンノジ(ニザダイ)と30cm程度のカツオを釣って遊んでいると、
同船の谷口君からムロアジの嬉しい提供があった。
有難くいただき、早速仕掛けをムロアジの泳がせ釣りに替えて本番開始。
1時間ほど経っても全く当りなく、ムロアジもピンピンしていたので弱らないよう生け簀に入れて、
ジギングに切り替えて試したがこちらも不発。
再度、生け簀のムロアジをセットし投入した。
相変らずラインが斜めに走る中、底をとって2m巻いて竿を置いたと同時に、
竿先が根掛かりかのように曲がりだした。
竿をあおり感触をみると、ずっしり重たい生体反応。きてる !
間髪を入れず合わせを入れてリーリングを開始するがラインがでていく。
根に入られたら一貫の終わりなので、
一瞬止まった合間にドラグを締めて、強引に電動リーリングを開始した。
今回のリールはこのために用意した「シマノ電動丸3000PLAYS」。
ラインはPE8号、リーダーフロロ30号。クエ針(小)3本掛け。
10m程電動で巻き上げて水深30m前後での一進一退の過大付加により、
なんとリールが高温自動停止してしまったため、手巻きでのやり取りに切り替えた。
カンパチの引きに比べ瞬発力はないが、
ズッシリと重たく両手でのホールド後傾姿勢を維持しないと、体ごと引きずり込まれそうになる。
10分程過ぎると相手も一休みしているようなので、ドラグを更に締めて込んで手巻きを開始。
ヘッドシェイクでもするかのような引き込みを繰り返し抵抗しなかな揚がってこない。
ゆっくりとしたポンピング魚との距離を縮めつつ慎重にリーリングし、残り4m程で水面にその巨体が現われた。
なんと幻とも言える高級魚クエだ。
乗船者一同大歓声の中、船長がラインをたぐりタモ網で頭をすくい、
魚体の半分がはみ出した状態で体を乗り出し両手で網と魚を抱え込み無事ランディング成功。
地元でも滅多にお目にかかれない幻ともいえる高級魚を、
幸運にも都井岬3度目のチャレンジでゲットできた瞬間でした。
多分、ここで運を使い果たしたので、しばらくは貧果に苦しむことでしょう。
その後波が更に高くなったため午後1時に帰船し、船長に約1mのクエがすっぽり入るクーラボックスを借りて、
谷口君の手配で志布志漁協近くの魚屋に保管してもらい、翌日の競りに出してもらうことにした。
結果は重さ13kg、2,900円/kgで落札。鍋シーズンもしくは大相撲福岡場所中であれば倍の値が付くらしい。
岬周辺の漁場を熟知した船長のポイント選びと、
谷口君が釣った一匹のムロアジ提供が奇跡につながり感謝です。
船長と谷口君、競りに出してくれた魚屋さんに薄謝ながらお礼をし、
同船の仲間にもご祝儀のお年玉を進呈させていただきました。
南九州の釣りは、わっぜ ! 楽しいがー
《対象魚 メモ》
クエ(垢穢)はスズキ目ハタ科に属する属する海水魚の1種。
大型は高級食材として扱われ、釣りの対象魚としても人気が高い。
九州では地方名でアラと呼ばれるが、同じハタ亜科に属するアラとは別種である。
他の地方名としてモロコ(西日本各地)、マスクエマスアオナなどもある。
成魚は全長60cmほどだが、稀に全長1.3m・体重30kgに達する大型個体が漁獲される。
体色は淡い緑褐色で体には6本の黒っぽい横縞模様があるが、
頭部の横縞は口に向かって斜めに走る。
幼魚は体色が黒く白っぽい明瞭な縞模様がよく目立つが、成長するにつれ模様が不鮮明になり大型個体ではほとんど模様が消失する。
大型個体はマハタやマハタモドキとも似るが尾びれ先端が白くないこと、
体がやや細長いことなどで区別できる。

以上