LAKE TROLLERS FISHING REPORT

丸沼 釣行レポート
           by 塩谷 敦

日時  2007年10月27日(土)
釣果  ブラウントラウト=1尾(58cm)、虹鱒=3尾(30−40p位) 計4尾
コンディション  雨(ときどき大雨)、気温10℃前後

  今年は2月に関東帰任になったにも係わらず仕事が忙しく、なんと今回が今期初の丸沼釣行となってしまった(汗)。環湖荘の皆さんには申し訳ない限りであるが、その分、湖畔では顔見知りスタッフ各位殿に存在感をフルにアピールしてきた次第である(笑)

前週末に丸沼釣行のタックルを愛車に積込み、仕事具合とニラメッコしつつ待望の週末を待った。仕事はなんとか目途が付いた一方で、日々チェックしていた天気予報が、「曇り→曇り時々雨→午後弱雨→終日雨・・・」と見る度に悪くなり、挙句の果ては、金曜の朝、俄かに台風20号まで発生&急接近(関東南岸)し、結果的には「土砂降り大雨」の釣りとなった、雨男健在である(笑)。ただし台風による南風のため朝の気温が約10℃前後とこの時期の丸沼としては高く、また心配した風も釣りをしている日中は弱かったこと(夕方頃は強風に)は幸いだった。

こうなると(悪天候になると)、釣りの方は逆に調子良いパターンが多いので、「今回は久々に大物ブラウンを狙うぞ!」と出船前から気合が入る。牛舎跡からタラワンドを10〜20ヤードの浅いタナでヒト流しした後、マズメ通しからエラ沢に船を向けた。この辺りは昨春、タイガートラウト=49cmをゲットしたポイントであるが、本日この時点でのヒットはなかった。

周囲が明るくなるにつれ、薄暗い中で気付かなかった紅葉の鮮やかさが際立ってきた。夜半から打ちつけた強い雨の影響で湖面には紅葉のはっぱが数多く浮かび、静寂の水面を漂う赤黄の紅葉が、さながら古都の錦絵のように鮮やかで美しかった。

エラ沢を2周したがヒットがないため、ワンドを出て八丁下〜発電所に船を向けた。ブラウン狙いで棚を深くし大岩が点在する好ポイントのカケアガリすれすれを際どくトロールした。

6時41分、船が毒蛇の岩に差し掛かったころ=ルアーが東電発電所放水口沖付近に差し掛かったころ、Fenwick-Mのグラスロッドが「グワーン」と大きく撓った。ちょうど落ち葉交わしのためロッドを手にもっていたため、タイミング良く即座にアワセることができた。「ズッシーン…」という重厚な感触が両腕に伝わってくる。ルアーは「真木ゼロ・70ワカサギ・夜光貝」、ブラウン狙い用にセットしたリアルワカサギ夜光貝ミノーでの嬉しい大ヒットだ。

船を止めリトリーブを開始すると、手漕ぎボートが魚の方向に少しづつ動く。エンジン船では味わえないスリリングな出来事だ。早めのスピードでラインをイッキに巻き魚を右舷後方に浮上させると、静寂の湖面を「ゴボッゴボッ」と割って、黄金色に輝く見事な体躯のブラウントラウトが姿を現した!

ロッドを立てイッキに寄せようとした瞬間、魚がフル加速でボート直下へ潜り込みそのまま「ギュイーン」と十数m突進した。ドラグを緩めにセットしロッド操作で走りたいだけ走らせると、なんとリーダー全てを引きづり出しレッドコア1色まで出ていった。大突進が落ち着いたタイミングを見計らい、再びリトリーブし慎重にボート際まで寄せネットを手に持つと、再びの大突進だ。ブラウントラウトが逃げる方向に手漕ぎボートが回転する!、カナダ・グレートスレーブ湖のメーターレイク釣りのようだ。しかしこんな時、キャディラックのスプリングのようなロングストロークと柔軟性に優れるグラスのMロッドは実に頼もしく、安心して魚とのやり取りに集中できる。

三度目に再浮上したタイミングで無事(見事に)ネットイン! 鯉のように太いブラウントラウトがオンデッキにでんと横たわった。メジャーを当てると58cm、自己記録を更新(これまでは57cm)する記念の一尾となった。見事な黄金色の魚体をスカリに入れ、しばし余韻に浸る。頭が大きく一見オスのようにも見えるが、産卵を控えイクラをたっぷり抱卵したメスである。重さは未計測ながら、見るからにヘビー級のナイスフィッシュだ。

その後は、時間が経つにつれ強くなっていく土砂降り雨のため、二度上陸し休憩をとり、15時までに虹鱒3尾をゲットし(ボートに溜まった雨水を約200回汲み上げながら(笑))納竿した。

次回は、11月の下旬、さらに活性が高まる極寒の丸沼・今期最終釣行で、再び大物を狙います。