LAKE TROLLERS FISHING REPORT

12月の琵琶湖トローリング
by 塩谷 敦

釣行日: 2006年12月23日(土)〜24日(日)

天候: 雨のち曇り&晴れ

気温: 6℃〜7℃ 、 水温: 約10℃
釣果: 琵琶鱒 : 51cm・49cm・48cm、他40cm台(Ave43cm) = 計16尾(2日間)

師走最後の2連休、巷ではクリスマスソングが流れる週末、奥琵琶湖の釣宿に一人篭り、初の12月琵琶湖トローリングに挑戦した。琵琶湖には今秋初釣行した以来2.5か月ぶりの再訪であり、その間にも多くの水が橋の下を流れた。冬季の琵琶湖は減水傾向にあるらしく、いつもの河川船着場が使えないため、タックル準備後荷物一式をボートに乗せ、車で約1キロ先のジャリ浜スロープまでボートを牽引(釣人は車に乗り)し、そこから進水するというバスボート方式で出船した。

≪初日≫
   関西地方全域が「晴れ」の天気予報にも係わらず、出船してみると湖上は「暁霧」から「雨」に…。奥琵琶湖と呼ばれる湖北地方の天気は日本海型で概ねいつもこんな感じらしく、タックルボックルには水滴が光り、朝露の一滴に天と地が映っていた。

出船直後の7時半、流しはじめるとイキナリ45cmのピンシャン琵琶鱒がヒット!した。ルアーは「バッセル・フェザーブレード・8.8g」、これまでの私の琵琶鱒全釣果をたたき出した名スプーンである。幸先良いスタートを切ったものの、その後岩礁の名所=「海津大崎」沖で2尾目=40アップを釣ってからはなかなかアタリがない。

   
今回関東から持参したGPS魚探情報をフル活用し魚群を求めて湖を彷徨っているうちに、かなりの沖合いに来た。水深≒80m、海のように広い湖は濃い翡翠色の水が迫力満点の大周期でウネっていて、少し怖い感じだ。「波はその器(=湖)の大きさに比例する」と言われるが、まさにそのとおりである。


どこをどう釣って良いかサッパリわからず、おまけに雨があがった11時頃から珍しく「凪」となり(14時過ぎまで凪いだまま)ますます望み薄…。しかたないので船外機のハンドルを固定し適当にトローリングしたまま船上で湯を沸かし、カップラーメンその他の船上ランチをゆっくりと楽しんだ。

14時過ぎ、さざ波の発生とともに3尾目の琵琶鱒≒42pを5時間ぶりにゲット!した。即座に魚探にポイントを記録し、その界隈を集中トロールするとこれまで琵琶湖不発だった真木ミノーに待望の琵琶鱒=48cmがガツン!とヒットだ。ルアーは「SL-ZERO70・ワカサギ・夜光貝」、来期の期待ルアーでの目出度い初・琵琶鱒ゲットとなった。

   
   魚の喰いが立ったのでその付近を引続き攻めたいところだったが、日没が早い冬至時期は15時過ぎに沖合いポイントを撤収しないと帰船時間に間に合わないため、20HPエンジン全開・全速で湾内へ。制限時間圏内にはいったところで湾内の帰り際トロールでもう一尾≒45cmを追加ゲットし、その後全ての魚=計5尾をリリース後、ジャリ浜スロープに帰着した。

釣宿に戻り、他の釣人と情報交換を行い翌日のタックルを事前セットした。けっして贅沢ではないがどこか雰囲気が良い船宿の食堂兼応接のストーブの前で、日本一の湖水面積=674ku規模を誇る琵琶湖地図とニラメッコしながら翌日の作戦を練り、コンビニ弁当&缶ビールの夕食後、大志を抱いて21時に就寝した。

≪2日目≫
   2日目は前日とうって変わって「晴れ」天気に。しかしこんな日は必ず日中「強風が吹く」ので、出船後一目散に昨日釣れた沖合いポイントにフルスロットルで、悠々として急いだ。

海の真ん中のようなポイントではあるが予想どおり良い魚群が回遊しており、9時半までに40cmアップの琵琶鱒=7尾を釣りあげた。スプーンとミノーの2本トロールは、5:1程度の割合でスプーンでのヒットが多いが、この日は「SL-ZERO70・ワカサギ・夜光貝」で45cmクラスが釣れ、さらに「SL-ZERO90・姫・白蝶貝」でも待望の琵琶鱒ゲット!と大活躍だ。(真木ルアーHPブログ参照:http://blog.goo.ne.jp/makilure/

その後は、予想どおり「大波・大風」の洗礼を受け、周囲2q、日本三大弁財天・西国30番札所・観音寺がある歴史的小島=「竹生島」沖合いの風ウラにたまらず避難。風はびゅんびゅん、波は本格焼酎さつま白波のラベル状態で、戻るに戻れない。避難中海をゆく漁船のような大型漁船のトローリング風景を見た(関東の湖ではありえない風景)。大波をもろともせず突き進む姿に、やはりこの湖ではあの船型でないと…と愕然&圧倒された。11時半を回っても波・風は一向に納まらないので、覚悟を決め荷物を船に縛りつけ防水服で武装し、左手は船外機・右手には透明ビニ傘をシカと握り締め、湖難リスクをミニマイズすべく琵琶湖大波の波間を慎重に操舵しウサギ飛ぶ荒海を激走すること30分!。ズブ濡れになりながらもなんとか「海津大崎」まで無事戻ることができた。芸術は忍耐を要求する。

大風・大波の少ない半島周りでトロールを再開すると、大きな魚群(たぶんワカサギ)が連続して反応するポイントに遭遇した。タナが深いのでレッドコアのフル出しトローリングで攻めると、今釣行最大となる51cmの琵琶鱒が名スプーン「バッセル・フェザ−ブレード・8.8g・ネイルピンク」にヒットした。緩めのドラグからバッキングラインまで引きずり出すAbu7500番C3JSのリズミカルなクリック音と、バットからブン曲がるグラスロッドの豪快な撓りは、格別でたまらない。その後同所で4尾を追加し(うち一尾は「SL-ZERO60・ワカサギ・夜光貝」で46cm琵琶鱒が初ヒット)、この日は計11尾で納竿した。

釣れた魚は本来リリースをモットーとしているが、大きな琵琶鱒は写真を撮ってるうちに銀鱗がはがれ傷ついたため今回は特別に2尾持ち帰り、神戸帰宅後、贅沢な天然琵琶鱒刺身を堪能し、今年の釣りを終えた。             


END