LAKE TROLLERS FISHING REPORTS
開高健記念館・悠々として急げ…
2004年7月3日 塩谷大物釣師

「朝露の一滴にも 天と地が うつっている」

今回は、「釣りに行かない週末」を、しばし開高文学に浸り、心の「ナースログ」を満たし、更なる「巨大魚への闘志」を充電させるため、茅ケ崎市東海岸の旧開高邸=「茅ケ崎開高健記念館(昨年4月に開館)」を訪ねてきました。
こんなノン・フィッシング・レポートもたまにはいいのでは・・・。

記念館は、旧開高邸の居間・応接室などに展示コーナーを設け、直筆原稿や書籍、愛用の釣具などが展示され、晩年、執筆活動を続けていた書斎は往時のまま公開されています。トラウトフィッシャーマンなら、一度は訪れてみある価値あり!の名所です。
開高邸は、1974年、茅ケ崎海岸まで歩いて5分の風光明媚な小高い丘陵に、ロフト付き平屋造りの瀟洒な別荘風邸宅として完成されました。
開高健記念館玄関 塩谷」 常設展示と塩谷

茅ケ崎海岸からは、エボシ岩が真正面に見え、東には絵のような辻堂海岸から江ノ島の絶景が広がり、西には大磯から箱根連山・伊豆半島を望む(生憎当日はガスっててそこまでは見えなかったが)景勝地です。
ちなみに当日は、あまりの快晴天気に誘われ(本当は記念館のおじさんに「江ノ島は歩いて1時間かからない!と騙され」)、開高記念館訪問後、茅ケ崎〜辻堂〜江ノ島までの海岸線=8`を、2時間かけて歩きました!たぶんもう一生歩かないこといでしょう・・・。
烏帽子岩


【写真コメント】
哲学の道  哲学塩谷の写真
「多くの来客者は、玄関左から建物沿いに、「哲学の小道」
と命名された通路を歩き、中庭を抜け、直接開高の書斎を訪れた…」

モンブラン
「こんなに長い年月一緒に同棲すると、かわいくてならない。可愛いというよりは、手の指の一本になってしまっている。常に手元から離さないように心がけているが、何かの弾みで見つからなくなると、不安で不安でジッとしていられなくなる(生物としての静物)」
書斎剥製
「書斎の壁面には、ベイマツの壁にアラスカ等海外遠征で師が釣り上げた、ノーザンパイク、グレーリング、キングサーモン等の剥製やルアーが、棚の上にはバンダナとともに旅の思い出が惜しみなくディスプレイされている…、釣り好きにはたまらない世界!」
ジッポー
「ベトナム戦闘最盛期のサイゴンでは、路上に弾除けの呪文の彫り屋が何軒となく店を出している。その呪文のうち、もっとも気に入った、もっとも長い、もっとも手のこんだのを手持ちのジッポに彫り込ませ、ジャングルに浸透した」
タリスマン=お守り
「いつの頃からだろうか?あちこちの神社のお守りをナントナク身につけて、海外旅行する習慣が身についた…。ナントナク持って行くだけのことで、迷信というほどのこともない。ただの心の気休めに過ぎないのだが、いつまでたってもどうも忘れにくい小物である(生物としての静物)」

以上
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